【保存版】子育て中のイライラを減らすアンガーマネジメント術|ママ・パパが今日からラクになる方法

子育てをしていると、「イラッ」「もう無理!」と思う場面は必ずあります。

朝の準備、兄弟げんか、ご飯を食べない、寝ない、片づけない…。

完璧を求めなくても、毎日の積み重ねで心が擦り減ってしまうことも。

この記事では、3児のママである筆者の体験も交えながら、

今日から使えるアンガーマネジメントのコツをわかりやすく紹介します。

目次

1|子育て中にイライラしやすい理由

子育て中の親は、“怒りのトリガー”が日常にぎゅっと詰まっています。

● 常に時間に追われている

・幼稚園・学校の準備

・仕事の時間

・ご飯やお風呂

→ 「早くして!」と言いたくなるのは自然なこと。

● 自分の思い通りにいかない

子どもは大人のペースで動きません。

そもそも、幼児はまだ時間の概念を持っておらず、“今”を生きています。

大人からすると“予想外”が毎日起こるため、怒りの火種が常にあります。

● 睡眠不足・疲れがたまりやすい

日中の疲れを睡眠で回復したいところですが、

特に乳幼児期は、夜に何度も起きてお世話をするのがデフォルト。

親が万全の状態でいられないため、小さな刺激でもイライラしやすくなります。

元気な時は気にならないことも、疲れていると怒りのスイッチが入ってしまいます。

● 家事・育児・仕事のマルチタスク

「同時にいくつもこなす」状態が続き、脳が疲弊しやすいのも原因。

怒りは性格ではなく「環境」に左右されるもの。

あなたが悪いのではありません。

子育てはマルチタスクな上、予想外の連続!イライラが起こるのは当然です。

2|アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントは、怒らないように我慢する技術ではありません。

✔ 怒りの感情を理解し

✔ 対処するタイミングを知り

✔ 行動を選べるようにする

ための心理的スキルです。

「怒りは0.5秒で湧き、6秒でピークが過ぎる」

この仕組みを知るだけでも、行動を変えやすくなります。

3|親が「怒り」をコントロールできるとどうなる?

アンガーマネジメントを学ぶと、こんなメリットがあります。

1.子どもが萎縮しなくなる

怒鳴られなくなることで、子ども自身も落ち着いた行動をとりやすくなります。

“怒られるからやる“が、“自分で考えてやる“に変化します。

2.家庭の空気がやわらかくなる

つい怒鳴ってしまって家の空気がピリつく…よく起こりますよね。

少しの声掛けや言い換えで、家族のコミュニケーションが変わります。

3.親の自己嫌悪が減る

怒る回数が減れば、親自身の気持ちも安定させることができます。

「また怒っちゃった…」と落ち込む回数が減り、気持ちが軽くなります。

4.夫婦関係も良くなる

怒りのメカニズムがわかるとパートナーへの伝え方も変わるため、ケンカも減ります。

親の顔色をうかがう子どもにはなってほしくない…わが家もそこからアンガーマネジメントに辿り着きました!

4|今日から使える!子育て家庭のアンガーマネジメント5選

① まず「距離を取る」

怒りは瞬間的なもの。

6秒だけ離れることで、冷静さを取り戻せます。

例:

・心の中でゆっくり6秒数えてから話し始める

・トイレや別室に行く

・深呼吸を3回

・水を飲む

「逃げるのは悪いことではなく、家族を守る行動」

② 「言い換えフレーズ」を準備しておく

言葉を変えると、怒りの方向性が変わります。

NG:「なんでできないの!」

OK:「どうしたら一緒にできるかな?」

NG:「早くして!」

OK:「あと3分で行くよ〜。タイマー鳴ったら出ようね」

“言い換えのストック”があると、心の余裕が生まれます。

③ 親の「べき」を見直す

怒りの元は“理想の押しつけ”にあることも。

・ちゃんと座って食べるべき

・兄弟は仲良くすべき

・おもちゃは規定の場所に片付けるべき

→ 子どもには年齢相応の発達段階があり、「べき」が強すぎると親がしんどくなります。

✔「今日だけはOKにする」

✔️「少しでもできたらOKにする」

この柔軟さが親を救います。

④ 困っているのは“誰か”を考える

怒ってしまう場面では「私が困っているのか?子どもが困っているのか?」を考えると冷静になれます。

例:

・食べこぼし → 困っているのは親
(綺麗に片付けるのが大変、服を洗濯するのが大変)

・着替えない → 困っているのは親
(ちゃんとした服を着て欲しい、予定の時間に間に合わない)

親が困っているときは「環境を変える」

→ お皿を変える、椅子の下にシートを敷く、服の選択肢を減らす、など。

冷静に考えてみると、親の都合で怒ってしまうことって多いです。子どもが困っているときは、親が助けてあげましょう。

⑤ 1日のどこかに“自分の時間”を必ず作る

怒りは、疲労・睡眠不足・自分の時間ゼロとセットで強まりやすいもの。

・好きな飲み物を飲む5分

・SNSを見る10分

・家事を10分サボる

・小さなご褒美を用意する

たった5分でも1人でほっとひと息つく時間があれば気持ちが落ち着きます。

これは「甘え」ではなく、怒りをためない投資です。

子どもが小さいうちは、まとまった自分時間の確保が難しいもの。5分、10分でできるリフレッシュ法をリストアップしておくのもいいですね🎵

5|それでもイライラする日があるときは

アンガーマネジメントは“修行”ではありません。

がんばっても無理な日はあります。

寝不足の日

✔ 体調が悪い日

✔ ワンオペが続く日

✔ 子どもがぐずる日

そんな日は「怒らない」のではなく、

“最小限の怒りでやり過ごす”ことを目標にしましょう。

● 自分に対して言っていい言葉

・今日の私はよく頑張ってる

・怒った自分も悪くない

・完璧な親じゃなくていい

今日も子どもが元気に過ごしていたら、あなたは100点満点です◎

6|まとめ:怒らない親になる必要はありません

子育て中の親が怒ってしまうのは当たり前。

大切なのは、怒りを消すことではなく、

「どう向き合うか」

「どんな行動を選ぶか」

という部分です。

アンガーマネジメントは、特別なスキルではなく

どんな家庭でも、今日から少しずつ取り入れられる“暮らしの工夫”です。

まずは、

・6秒離れる

・言い換えを1つ作る

・自分を責めない

この3つだけでもOK。

あなたの子育てが、少しでもラクになりますように。

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この記事を書いた人

3児のママ。元幼稚園教諭。
四年制大学で幼児教育を学び、絵本の読み聞かせをテーマに卒業論文を執筆。
「知識があっても悩む」親の立場から、無理のない子育てのヒントを実体験をもとに発信しています。

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