「うちの子、もっと考える力をつけてほしい…」
子どもと過ごす中でそんな悩みを持つこと、多いのではないでしょうか?
思考力は、単なる「勉強ができる力」ではなく、
「自分の頭で考え、問題を解決していく力」です。
これは、将来どんな夢をもち、どんな道に進んでも必要な力。
この記事では、今日から家庭で始められる、子どもの思考力を育てる5つの方法をご紹介します!
1. 「なぜ?」を大切にする会話を増やす

子どもが「なぜ?」「どうして?」と聞いてきた時はチャンス!
「いい疑問だね!」と子どもの“知りたい気持ち“を大切に受け止めましょう。
そこで、親からも質問してみるのがポイント。
ただ答えを教えるだけではなく、親子で考える時間を作りましょう。
💬 例:
「なんでそう思ったの?」
「別のやり方もあるかな?」
「もし〇〇だったらどうなる?」
質問を通して、自ら考える習慣が身につきます。
ポイントは、質問をするだけでなく、親も一緒に考えるスタンスで聞くこと。

子どもがどんな答えを言っても、「なるほど〜!」という共感を忘れずに。
2. 答えをすぐに教えない


子どもが質問になかなか答えない時、宿題で間違えた答えを書いている時など、
つい答えを親が言ってしまいがちですが、ぐっと我慢して「ヒント」を出してみましょう。
時間を与えることで、子どもは一生懸命考え、自分なりの答えを出します。
それがどのような答えでも、決して否定せずまず受け止めることが大切。
「自分で考えて答えが出せた!」という達成感が生まれ、
思考力だけでなく自信も育ちます。
3. 子どもの話を最後まで遮らずに聞く


忙しいとつい「あとでね!」「先に〇〇しちゃいなさい!」と言ってしまいますが、
話を聞いてもらえる経験=考えを整理して伝える力を育てます。
意識する流れは
1.まず子どもの話を最後まで聞く
2.気持ちを肯定する
3.必要ならアドバイスや親の考えを話す
の順番です。これだけで伝える力は大きく伸びます。
4. 自由に遊ぶ時間を確保する


一見「遊び=勉強にならない」と思われがちですが、
自由な遊びは創造力や論理的思考を育てます。
また、特に幼児期は遊びの中で体系的な学びをしています。
特におすすめの遊びはこちら⬇️
- ブロック遊び(構造的思考・空間認知)
- ごっこ遊び(想像力・視点の切り替え)
- 迷路、間違え探し(集中力・問題解決能力)
- ルールのあるゲーム(論理性・戦略性)
子どもが興味を示さなくても、親が楽しそうにやってみせることで
「一緒にやってみたい!」となることも多いです。



息子たちもゲームやテレビが好きなので、親子でアナログな遊びをする時間を確保するよう意識しています!
5. テレビやゲームの内容を親子で“分析“してみる


アナログな遊びの良さを分かっていても、子どもは
「ゲームしたい!」「テレビ見たい!」ってなりますよね。
親も忙しい時間は、正直おとなしくテレビを見ててくれると助かることも…
そこで、ただ見せるだけで終わらせない!
親が一緒に見れない時は、
- 「どんなお話だったの?」
- 「なんのキャラクターが出てきた?」
- 「笑ってたけど、どんな面白いところがあったの?」
親が一緒に見れた時は、
- 「なんでこのキャラはこうしたんだろう?」
- 「次はどんな展開になると思う?」
- 「どうしたら次はあそこをクリアできるかな?」
など質問、会話をしましょう。
見たものを言語化することで、理解力・推理力が育ちます。



スクリーンタイムも思考力アップに繋げちゃいましょう!
6. 読み聞かせ+ちょこっと対話をセットにする


本を読むことで、子どもはさまざまな視点に触れ、
「こうだったらどうなる?」と想像を巡らせます。
ただ読むだけで物語の世界の余韻に浸るのもいいのですが、
思考力を育てるなら、読み終えた後に軽く会話をすると◎
- 「もし続きがあるならどうなると思う?」
- 「主人公は、なんで〇〇したんだろう?」
- 「自分ならどうするかな?」
- 「どの部分が好きだった?それはどうして?」
ストーリーを理解し、想像し、言葉にする力が育ちます。
一方的に質問攻めにすると本を読むことが嫌になってしまう場合があるので、親子で会話を楽しみましょう。
親が子どもとはあえて真逆のことを言ってみるのも思考力アップに繋がります!
難しい本でなくても、会話のきっかけになればどのような本でもOKです。
7. 親の「考える姿」を見せる


子どもは、親の行動や言葉の選び方を自然に真似します。
だからこそ、親自身が“考えている様子“を言葉にしてみせることが最強の思考力トレーニング!
- 「時間がないから、今日は先に〇〇を済ませよう。」
- 「寒くなりそうだから、上着を持っていこうかな。」
- 「冷蔵庫に〇〇があるけど、ご飯は何が作れるだろう?」
このように、思考の流れを“実況中継“のように言葉にすると、
子どもは「考えるってこういうことなんだ」と自然に学んでいきます。
さらに、親が失敗した時もチャンス!
「失敗しちゃった!このやり方はうまくいかないな。次はこうしてみよう。」
とポジティブに振り返る姿を見せることで、
“失敗しても考え直せば大丈夫なんだ“という柔軟な考え方も身につきます。
日常そのものが思考力の教材です!



私はあえて独り言で“実況中継“しています。子どもたちの思考力、育て〜!
8. 間違いや失敗を歓迎する


思考力は“安心して挑戦できる環境“で最も伸びます。
「失敗=悪いこと」ではなく、考えた証拠として前向きに受け止めましょう。
間違いや失敗は、自らの答えに辿り着くための大切なステップ。
大切なのは、
「どこがうまくいかなかった?」
「次はどうしたらいいかな?」と振り返る習慣を身につけることです。
親が間違いや失敗を「ナイストライ!」と前向きに受け止めることで、
子どももめげずに、粘り強く考え抜く力が育っていきます。
失敗から学ぶ力も、重要な思考力。
なんでも「やってみたい!」という気持ちが、思考力が育つ原動力です。
まとめ:日常の中に「思考力の種」はたくさんある
子どもの思考力は、特別な教材や教室がなくても、
親の声かけ・生活の中の体験・自由な遊びで、しっかり伸ばすことができます。
ちょっとした質問、遊び、本、失敗の機会。
すべてが「考える力」の土台になります。
まずは、今日できそうなものをひとつ、取り入れてみてください。
小さな積み重ねが、未来の“自分で考えて行動できる子“に繋がります。
焦らず、楽しみながら、親子で「思考力を育てる時間」を作っていきましょう!





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