本屋さんや図書館で、つい目に入るあの表紙。
そう、『パンどろぼう』
正直「これがそんなに人気なの?」と半信半疑でした。
初めて読んだその時までは…
でも今では、わが家の次男(3歳)は
📕「今日の絵本はこれ!」(連日パンどろぼう)
📕「もう一回読んで!」
…と、完全に虜です。(一緒に親もハマりました)
この記事では、実際に何度も読み聞かせしてきたママ目線で、
なぜ“パンどろぼう“がこんなにも子どもの心を掴むのか、その魅力をお伝えします!
『パンどろぼう』ってどんな絵本?
『パンどろぼう』(柴田ケイコ 作)は、
“美味しいパンを求めて盗みをはたらく正体不明の食パン“が主人公。
…なのに、ただの悪者ではない。むしろ可愛い。
パージをめくるたびに、
「えっ⁉︎」「そうくる⁉︎⁉︎」
という展開が続き、子どもはもちろん親も引き込まれます。
魅力①ビジュアルのインパクトが強すぎる

まず、見た目が反則!
- パンのかぶりもの
- まんまるフォルム
- 表情がとにかく豊か
3歳次男はまだ文字を読むことはできませんが、表情だけで大ウケしています。
☝️読み聞かせポイント
「今どんな気持ちなのかな〜」
「パンどろぼう何してる⁉︎」
と聞くだけで、自然と笑いと会話が生まれます。
魅力②テンポが良くて、3歳でも飽きない

『パンどろぼう』は、
✔️文章が長すぎない
✔️展開が早い
✔️オチが分かりやすい
イヤイヤ期・集中力短めの時期でも、オススメの一冊です。
次男は2歳の頃から最初から最後まで集中して聞いてくれた貴重な一冊!
わが家では、親が読んで欲しい1冊と、次男が選ぶパンどろぼうの2冊が
毎日の読み聞かせの鉄板です。
魅力③「ダメ」なのに、共感してしまう

パン泥棒は、決して“いい子“ではありません。(どろぼうですし…)
- 悪いこともする
- 自分の好きなことに夢中
- 怒られる
- とにかくやってみる
次男を見ていると、
「やっちゃダメって言われるけど、やりたい。」
そんな気持ちと重ねているように感じます。
☝️ママ目線で嬉しいところ
「ダメ=悪い子」じゃない。→失敗しても、やり直せる。
というメッセージが、押し付けがましくなく伝わって良い。
魅力④繰り返し読んでも楽しい“ツッコミどころ“

何回読んでも、
- ここでこれ⁉︎
- そんな顔する⁉︎
- そんな展開⁉︎
とツッコミたくなる楽しい場面が満載!
3歳次男も、最初は聞きながら笑っていただけでしたが、
今ではオチを覚えて一緒に言います。
「分かっていても楽しい」
これが、何回も読みたくなる1番の理由ですよね。
魅力⑤ママ・パパも正直楽しい

『パンどろぼう』は、
✔️笑える
✔️絵が細かくて大人も発見が楽しい
✔️読み聞かせが苦じゃない
「またこれ?」と思わず「読もう!」と思えるのは本当にありがたい。
親も楽しいって、かなり重要です。
何歳から楽しめる?わが家の体感

わが家では
▶︎2歳:絵と雰囲気で楽しむ。テンポが良く最後まで聞いてくれる
▶︎3歳:内容も理解できるようになって更に面白がる
▶︎6歳(兄):自分でも読んで笑う。シリーズの繋がりを理解して楽しむ
と、長く楽しめる絵本であることを実感しています。
兄弟で一緒に読めるのも、推しポイント☝️
こんな子にオススメ

✔️笑える絵本が好き
✔️繰り返し読むタイプ
✔️ちょっといたずらっ子
そして、
✔️兄弟で一緒に読みたい
✔️親が読み聞かせで疲れたくない(笑)
そんなご家庭に、全力でオススメです!
パンどろぼうシリーズ全作品レビュー
パンどろぼうシリーズは、“毎回同じようで、ちゃんと違う面白さ“があります。
第1作:パンどろぼう
全てはここから。
- 正体不明のインパクト
- 「え、そうなるの⁉︎」という展開
パンどろぼうといキャラクターの世界観・笑い・テンポの良さがギュッと詰まった一冊。
📝初めて読むなら第一作目のこれ
📝2歳さんでも“絵だけで笑える“
第2作:パンどろぼうvsにせパンどろぼう
子どもの反応が一段階上がるのがこの作品。
「パンどろぼう⁈…じゃない⁉︎」
“似てるけど違う“存在が出てくることで、子どもは見比べて・考えるようになります。
📝“にせパンどろぼう“も子どもに刺さる!
📝繰り返し読むほど面白い一冊
第3作:パンどろぼうとなぞのフランスパン
ちょっと不気味。でも気になっちゃう。
シリーズの中でもドキドキ感が強めです。
次男は…まさかのこのキャラが1番好き!
📝パンどろぼう好き+冒険要素が好きな子に
📝物語性が少しアップ
第4作:パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
ここで世界がグッと広がります。
新キャラ・おにぎりぼうやの正体とは…?
ママ目線では、「成長」「見守る」というテーマも感じられる一冊です。
📝少し大きくなった子は世界観の広がりを楽しめる
📝兄弟読みにもオススメ!
📝パンどろぼう=ずっと同じ、じゃないのが良い
第5作:パンどろぼうとほっかほっカー
パンどろぼうはパンを作るだけじゃない!
のりもの×パンどろぼうの組み合わせは、特に男の子の食いつきが良い印象です。
ほっかほっカーは次作にも登場するので、要チェック。
📝読み聞かせが盛り上がる一冊
📝自分だったらどんな車を作りたいかな〜と親子で考えてみるのも◎
第6作:パンどろぼうとりんごかめん
シリーズを追っているとこの作品の良さがより伝わります。
正義ってなに?かっこよさって?
そんなテーマを、説教なし・重さなしで見せてくれるのがさすが。
📝小学校低学年のお子さまにも◎
📝笑いの中から“本当の強さ“を感じられる一冊
第7作:パンどろぼうとスイーツおうじ
スイーツおうじの登場で、物語はいつも以上に華やか。
ケーキやお菓子がたくさん描かれていて、絵をみるだけでワクワクします。
自分の見ている世界が全てじゃない。
新しい世界を知ることで成長していくキャラクターに、子どもは“感じるもの“が残るお話になっています。
探し絵や迷路も楽しめる一冊。
📝3歳〜絵と展開を楽しむ
📝5歳〜気持ちの変化や選択に気づく
📝ママ目線でも、“パンどろぼうの成長“を感じて心が温かくなる
まとめ|パンどろぼうは“子どもの心をつかむ天才“
パンどろぼうがここまで子ども達に愛される理由は、ただ面白いだけじゃなく、
- 笑える
- 分かりやすい
- ちょっとダメで、でも憎めない
- 失敗してもやる直せる
という子どもの心にピッタリ寄り添う要素が入っているから。
しかもそれを、
- 説教せず
- 押し付けず
- ただ面白く
届けてくれる。
だから自然にシリーズを追いかけたくなります。
まだ読んだことがないなら、絶対に一度は読んでほしい!
きっと、「なんでこんなに人気なの?」の答えが分かりますよ。


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