計画無痛分娩体験レポ|3人目で初挑戦!実際の流れと感想

3人目の出産で、ついに初めての無痛分娩に挑戦しました。

1人目・2人目は自然分娩で“陣痛の痛み“を経験済み。

あの痛みをまた…という怖さと、上の子たちのお世話で体力も限界……

「今回こそ、体力を残して落ち着いた出産がしたい!」と思い、

計画無痛分娩を選択しました。

この記事では、当日の流れ・自然分娩との違い・実際の痛み・産後の経過・リスクについて、

3人目で初めて挑戦した実体験をまとめます。

目次

3人目で初めての計画無痛分娩を選択!

無痛分娩を選んだ理由

上の子たちの時は2回とも自然分娩でした。

1人目は里帰りをした関係もあり、出産を予約できた病院では無痛分娩は行っておらず。

2人目の時は今回と同じ病院だったので選択肢としてはあったのですが、費用面をネックに思い断念。

ただスピード出産だったこともあり、急激な痛みで心身共にボロボロ…

出産後立ち上がった時に失神を起こして倒れてしまったこともトラウマになっていました。

元々子どもは3人を希望していたのですが、正直「もうあの痛みは味わいたくない…」

さらに3人目妊娠中は、上の子の育児で毎日ヘロヘロ。

そんな中、「お金はかかるけどママの体調面を優先しよう」と夫が賛成してくれたこともあり、無痛分娩に申し込みました。

計画分娩で良かったこと

お世話になった病院は、麻酔科医の先生の都合もあり、無痛を希望する人は基本的に計画分娩でした。

赤ちゃんの推定体重を確認してもらいながら出産日を予め決めるのですが、

上の子のお世話もある経産婦にはメリットが!

①スケジュールが決まっている安心感

夫の仕事、上の子たちの預け先、荷物の準備など、自分の出産以外でも考えることが多い経産婦。

生活全体の段取りが組みやすく本当に助かりました。

予定した日より早く陣痛が来た場合は自然分娩になると聞いていたので、そこだけドキドキでした。

②“麻酔が間に合わなかった“を避けられる

経産婦はお産の進行が速いことが多く、麻酔が効く前に出産になってしまった!という体験談も見ましたが、

計画分娩だと早い段階で麻酔を入れてもらえるのでその心配がありませんでした。

それだけでも出産に迎えるにあたって、安心感を持って臨めました。

病院で言われた無痛分娩に向いている人・いない人

無痛を希望した段階で軽い説明があり、“無痛分娩と相性が良いのはこんな人“という話がありました。

  • 経産婦であること
  • やせ型の人

一方で、相性が良くないのは

  • 肥満型の人
  • 無痛の希望が強く、痛みをゼロにしたい人

痛みについては通常の陣痛の痛みを10だとすると、3分の1以下に抑えるのが無痛分娩。

陣痛の痛みだけを和らげるもので、出産前後(前処置や会陰裂傷)は痛みが伴うという説明でした。

計画無痛分娩|当日の流れ

麻酔を入れるため、朝食は食べずに病院へ向かいました。
ついに赤ちゃんに会える嬉しさと、初めての無痛分娩でドキドキ!

8:00|入院・診察

入院して分娩着に着替えたらまずお手洗いへ。
すぐに診察→ミニメトロ挿入。ここが1番痛いと聞いていたのでビクビクでしたが、
うまく力を抜けたのかほとんど痛みは感じず一安心。
全く陣痛が来ていない状態なので本当に今日産まれるの?と不思議な感じでした。

9:00|陣痛促進剤スタート

少量の陣痛促進剤の点滴を開始。
軽い生理痛程度の下腹部の重みと時々お腹が張っている感じがしてきました。

9:30|麻酔開始

背中から麻酔を入れるので、できるだけ背中を丸めて腰を突き出すのが成功のポイント
見えない場所の処置なので緊張しましたが、麻酔科医の先生が丁寧に説明をしながら処置をしてくれたので不安が和らぎました。
痛いのは最初の麻酔の注射だけ。採血の時の痛みと同じ程度でした。
麻酔が入るとすぐに下半身にじわーっと何かが広がる感覚。
私は左側の効きが強かったので、いきみ開始まで右側を下に横になって過ごしました。
促進剤の点滴量も麻酔とともに増やしました。
お腹が張って固くなる感覚はあるものの、痛みはゼロ。

10:00|ミニメトロ抜ける

やっとミニメトロが抜けたよう。つまり子宮口は3〜4センチ?
陣痛の痛みを経験済みだからこそ、この段階で全く痛みなく普通に会話できることに感動!
足は痺れているような感覚だけど、動かすことはできます。
ずっと付き添ってくれた助産師さんと談笑していました。
お腹が減ってグーグー鳴っていたのが恥ずかしかった(笑)

11:00|子宮口6センチ

夫と長男の立ち合いを希望していたので2人に病院に向かってもらいました。
陣痛は2分半感覚と言われるも、麻酔が良く効いていて張っている感じもあまり良く分からず。
元々低血圧なのもあり、定期的に測る血圧が低く出て機械がピコンピコン鳴っていました。
助産師さんに心配されるも意識はクリアで笑う余裕もあり。
スマホも普通に触ることができたので夫と連絡を取り合っていました。

11:45|いきみ開始

無事に夫と長男も到着し、見守られながらいきみ開始。
少し赤ちゃんが苦しいかなと酸素マスクを装着しました。
張っている感覚はあまり分かりませんでしたが、助産師さんが指示してくれて問題なし。
自然分娩を経験したからこそ、痛みがなくてもいきみ方は体が思い出しました。

12:05|誕生!

落ち着いて赤ちゃんの誕生の瞬間を迎えることができました。
体の負担が本当に軽い!
痛みに悶えることがないので、長男にも安心して立ち会ってもらえて幸せなお産でした。
全く陣痛の来ていない状態での入院から4時間ほどのスピード出産。
赤ちゃんの生まれてくる瞬間も落ち着いてしっかり顔を見て、抱きしめてあげることができました。

3人目の出産でしたが、会陰裂傷はあり。ただ、縫う処置の時もまだ麻酔が効いていて痛みなし。

産後はしばらく休憩して遅めの昼食をいただき、部屋への移動は車椅子。

私は出産を終えてから約5時間後に麻酔が切れて、歩けるようになりました。

産後の体の状態の違い

自然分娩も無痛分娩も経験して感じたのは、

産後の体のラクさが全然違うこと!

  • 陣痛を感じずに済んだので疲労感が軽い
  • メンタルにも余裕がある
  • 上の子のお世話にもスムーズに戻れる

夫にも「前回の産後より表情がいいね」と言われるほど、体の負担が全然違いました。

ただ、出産時は痛みを感じなくても、麻酔が切れれば産後の痛みはあります。

特に3人目なのもあり、後陣痛が痛かった…痛みで眠れず、夜中に痛み止めをもらいました。

痛くなく出産しても、体は出産のダメージを受けているんだな、と実感。

翌日から母子同室だったのですが、赤ちゃんのお世話で動くのも上2人の時と比べるとすごくラクで、

赤ちゃんの可愛さを余裕を持って堪能できました。

リスクがあるのも忘れずに

無痛分娩は快適さが魅力ですが、リスクがゼロではないことも理解しておく必要があります。

私も事前説明を聞いて、しっかり納得した上で選びました。

⚫︎麻酔が効きにくいことも
麻酔を入れても、痛みを感じる場合があります。
片側だけ効きにくい人もいると説明を受けました。

⚫︎血圧が下がることがある
麻酔の影響で気分が悪くなる場合も。

⚫︎お産の進みが遅くなるケース
初産婦さんだと可能性が高くなると聞きました。
器械分娩率が若干上がるそうです。

色々リスクの話をされて心配にもなりましたが、何が起こるか分からないのはどんな出産方法でも同じ。

メリット・デメリットをしっかり理解していることが大切です。

3人目で初めて無痛を選んだ感想

ひとことで言うと…

「こんなに痛みなく赤ちゃんが産めるなんて感動!」

お金はかかったけど、それ以上の価値を感じました。

自然分娩の良さももちろんあります。

でも上の子たちも気になるし、今回の“痛みの少ないお産“は本当に救われました。

  • 痛みへの恐怖がない
  • 赤ちゃんを迎える瞬間をしっかり味わえる
  • 笑顔でいる余裕があるので子どもに立ち会いしてもらうのも安心
  • 産後の回復の速さ

3回目だからこそ分かった“無痛のありがたさ“でした。

痛い思いをするからこそ我が子は可愛いなんてウソ。

痛みに耐えた上の子たちも、無痛で産んだ3人目も、みんなとーっても可愛いです♡

これから無痛分娩を検討しているママへ

無痛分娩は、“ラクをするお産“ではなく、

落ち着いて・より健やかに出産するための選択肢のひとつ。

ただ、無痛分娩と言っても、人により痛みはあります。

私は無事に出産を終えたので「無痛にしてめちゃくちゃ良かった!」と思っていますが、

「リスクもあるし、高いお金を払って結局痛いかもしれないし…」と心配な気持ちも分かります。

大切なのは、理想の出産を考えて、自分が納得できる選択をすること。

無痛分娩を検討するなら、以下のことをしっかり確認しましょう。

  • 麻酔科医の体制(夜間なども対応できるのか)
  • 麻酔のタイミング
  • どの程度痛みを減らせるか
  • 費用の総額
  • どのような症状が出ると危険なのか

まとめ:無痛分娩は大正解だった!

自然分娩2回の経験があったからこそ、今回の無痛分娩の快適さ・安心感は想像以上!

赤ちゃんと向き合う余裕もたっぷりでした。

出産はどのような形であれ尊いものですが、

お産を落ち着いて迎えたい・上の子の育児で体力が限界・陣痛はやっぱり怖い…

そんなママにとって、無痛分娩はとても心強い味方になると実感しました。

これから尊い出産を迎えるママたちが、自分に合う形のお産を選択できますように!

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この記事を書いた人

3児のママ。元幼稚園教諭。
四年制大学で幼児教育を学び、絵本の読み聞かせをテーマに卒業論文を執筆。
「知識があっても悩む」親の立場から、無理のない子育てのヒントを実体験をもとに発信しています。

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